市川海老蔵らが出演する「六本木歌舞伎2022 『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」が、3月18日(金)~21日(月・祝)、フェスティバルホール(大阪・中之島)で上演される。出演するA.B.C-Zの戸塚祥太が1月、大阪で会見し、初挑戦となる歌舞伎への意気込みを語った。
市川海老蔵ら人気俳優の“歌舞伎で新しい挑戦を”との思いから2015年に始まった「六本木歌舞伎」。過去3公演は、人気脚本家らと演出の映画監督・三池崇史がタッグを組み「座頭市」や「羅生門」など歌舞伎とは異なるジャンルの名作を新解釈で上演し、人気を博した。今回は、初めて歌舞伎の演目を題材にする。『白浪五人男』の通称で知られる歌舞伎の世話物狂言『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』を、三池が監修。今井豊茂の脚本、藤間勘十郎の演出により、過去と現代を行き交う時空を超えた物語に再構築した。第一弾から出演している市川海老蔵は、弁天小僧菊之助と市川海老蔵役を演じる。
戸塚は、浜松屋跡取りの宗之助と現代の強盗団の一員という2役に挑む。オファーを受けたときの印象を聞かれ、「ドッキリを通り越して、これは夢かな?と思った。歌舞伎に参加するのはハードルの高いこと。まさか自分に、と信じられなかった」と明かした戸塚。市川についても「あの海老蔵さんと共演するなんて、驚きがほとんど。海老蔵さんは歌舞伎界をリードし、伝統を守るために、新しいことにも挑戦し続けている人。人間的な面でも学びたいと思う」と語った。
舞台に臨むにあたり「作品や演じる役を突き詰めて、集中するというのはずっと変わらないが、最終的にはお客様のしもべになることがゴール、という意識に最近変わってきた。お客様に楽しんでもらえる演技をしたい」と意欲を見せる。また、大阪公演に向けて「大阪は僕個人でも、グループのコンサートでも、何度もお世話になっているが、歌舞伎の舞台に立つのは初めて。今回はフレッシュな気持ちでゼロから積み重ねるつもりで頑張る。歌舞伎ファンの方にも“面白いやつがいるな”と思ってもらえるよう精一杯努めたい」と、メッセージを送った。
「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」大阪公演
製作:松竹株式会社 協力:全栄企画株式会社/株式会社ちあふる
■開催日:3月18日(金)~21日(月・祝)
■会場:フェスティバルホール(大阪・中之島)
■開演時間:3月18日(金)13:00開演、3月19日(土)12:00開演 16:30開演、3月20日(日)12:00開演、3月21日(月・祝)12:00開演
■料金:一等席 14,000円 二等席 10,000円 (全席指定・税込み)
※未就学児は入場不可
問い合わせは、キョードーインフォメーション0570・200・888(11:00~16:00※日・祝休み)、https://kyodo-osaka.co.jp/へ。